昨日の名古屋ウィメンズマラソンが終わり、
超新星の如く現れたニューヒロインの登場で
女子マラソンに明るい話題が出てきました。
例のごとく男子マラソンと同じように女子マラソンもおさらいしてみましょう。
目次
選考基準
日本陸上競技連盟は以下の大会を選考レースとして設けております。
- 北海道マラソン (日本人1位)
- さいたま国際マラソン (日本人3位以内)
- 大阪国際女子マラソン (日本人3位以内)
- 名古屋ウィメンズマラソン (日本人3位以内)
以上は選考条件です。
要するに上記を満たせば代表入りのための判断材料にするよってことです。
その反対に内定条件は
派遣設定記録を2時間23分30秒以内で、
かつ北海道マラソン以外の主要3レースで日本人1位となれば即代表内定になります。
昨日のレースまで日本人で内定条件を満たした選手が出てきました。
それは安藤友香選手です。
初マラソンで派遣設定記録をクリアするのは並大抵のことじゃありません。
これほど内容のいいレースは最近では見られませんからね。
すでに内定ですので
残り2枠は「選考条件」から話し合われることになります。
では、上記の選考レースで代表候補になった選手を見てみましょう。
北海道マラソン
- 吉田香織 2時間32分33秒 (全体1位)
夏の北海道といえば、吉田香織選手です。
着実に実績をあげていますので、レースマネジメントはできています。
いかんせんタイムが派遣設定記録から程遠いです・・・
さいたま国際マラソン
- 那須川瑞穂 2時間33分16秒 (全体5位)
- 吉田香織 2時間38分37秒 (全体9位)
この大会は非常にアップダウンのあるコースなので
タイムが非常にかかるレースと言われています。
なので、2時間28分を切ることができたら
いいほうじゃないかなというのが私の見解です。
ただ日本人トップが33分台なので代表に選ばれるのは難しいでしょう。
大阪国際女子マラソン
- 重友梨佐 2時間24分22秒 (全体1位)
- 堀江美里 2時間25分44秒 (全体2位)
- 田中華絵 2時間26分19秒 (全体3位)
参考
- 吉田香織 37km付近で途中棄権(DNF)
テレビで見ていましたけど、
重友梨佐選手は前半はしっかりガマンをして
後半から追い上げてきました。
ネガティブスプリットを実践したことにより、
世界大会でもこの走りは通用する可能性大です。
以前、代表選手にもなったことがありますので実績は十分あります。
おそらく今回の代表には選ばれるのではないでしょうか。
名古屋ウィメンズマラソン
- 安藤友香 2時間21分17秒 (全体2位)内定
- 清田真央 2時間23分47秒 (全体3位)
- 桑原彩 2時間26分09秒 (全体4位)
参考
- E・キルワ 2時間21分17秒(全体1位)
- 吉田香織 2時間28分24秒 (全体7位)
言わずもがな、安藤友香選手はすでに当確なのでここでは語りません。
となれば、日本人2位の清田真央選手と3位の桑原彩選手が選考対象になります。
タイム差は2分半ほどなので、清田真央選手が濃厚になるでしょう。
2度目のフルマラソンで自己ベスト更新なので更なる上を目指せます。
余談ですけど吉田香織選手が28分台でフィニッシュしていました。
大阪国際女子マラソンで途中棄権したのに
すぐさま体力が戻ってるとは思いませんでした。
彼女の精神力はタフですね!
まとめ
私の予想では代表はこうなるんじゃないかなと。
- 安藤友香 内定済
- 重友梨佐
- 清田真央
どの選手も議論のしようがないほどのレースをしましたので
なんかすんなりと決まりそうな予感がします。
これじゃ面白くありませんので、
私としては斜め上の代表選考をしてもらいたいです(笑)
確率的にありえないかもしれませんが
吉田香織選手を代表入りしてほしいw
なんせ、すべての選考レースに出ておりますので
この経験ってめちゃ重要じゃないでしょうか?
女版 川内優輝といっても過言ではないですよw
本人自身は引退する気もないみたいですし、
ランナーである限りはオリンピックを目指すとのこと。
個人的に吉田香織選手のひたむきさがとても好感もてるんですよ。
この心意気に代表入りさせたいです!
選ばれることはないにしても
彼女はまた次のレースのためにしっかり準備して
楽しく走ることでしょう。
では3月17日の代表選考発表はいかに?
波乱があるとするなら男子マラソンですけど、
陸連のことですので、何かしらのサプライズはあってもおかしくありませんw
以下、男子マラソンの選考の記事をリンクさせました。参考に〜