パンチョの人間万事塞翁が馬

自分の関心事をつぶやくよ

これが世界か!東京マラソン2017はWキプサングが2時間3分58秒の国内最高記録!

 

まさかのまさかで東京マラソンで

 

世界の走りを目の当たりにすると思いませんでした。

 

今年から2020年の東京五輪を見据えて

高速コースに変更された東京マラソン。

 

スタートした時点でペースメーカーが飛ばすに飛ばして、

いつもと違う中継を見ているかのようでした。

なんていうかみんなのペースが速すぎて

誰がトップなのか分からない状況ので混沌した感じです。

 

そんな中で日本人は設楽悠太選手が果敢にも高速ペースについていき、

藤田敦史が記録した国内最高記録2時間6分51秒(福岡国際マラソン)の更新に期待がかかりました。

 

序盤から30kmすぎまでは熱心に応援していましたけど

一人だけ異次元の走りをしている選手がいたのです。

 

それが今回の東京マラソンの覇者

ウィルソン・キプサング

 

東京マラソンではじめて日本国内のマラソン記録

2時間3分58秒でフィニッシュしました。

 

Wikipediaでは唯一フルマラソンを2時間3分台を3度達成している選手と記載がありました。

東京マラソンで4度目の3分台を達成したことで、ますます安定感のある走りをしている選手だと心の中から感嘆しています。

 

走りを見て、決してきれいなフォームではないのに

とても力強いダイナミックです。

 

競っているのはもはや自分自身といった感じです。

 

これまでのテレビ中継が霞んで見えます。

 

それほどウィルソン・キプサングの走りに驚愕したのです。

 

私もランナーとしてマラソン中継は視聴するのですが、

異次元という表現はまさにこのことなのだなと痛感しました。

 

先の福岡国際マラソンでは川内優輝選手が外国人勢に肉薄して

日本人1位になり魂が揺さぶられました。

あれだけでもワクワクして「もしかしたら」と期待をせざるを得ない内容。

 

それをウィルソン・キプサングが打ち砕いて

これが世界だ!と言わんばかりの走りです。

 

ちなみにこの東京マラソンの日本人1位は

今村大仁選手が2時間8分22秒でフィニッシュしました。

 

これだけでも川内優輝選手の福岡国際マラソンで記録した2時間9分11秒を上回っております。

 

が、、、、

 

ウィルソン・キプサングが2時間3分58秒でフィニッシュしたとき

 

今村大仁選手はまだ41kmを通過しておりませんでした。

 

つまり距離にして1km以上も離された状態なのです。

 

タイム差は4分24秒

 

これはかなり大きな差です。

 

 

東京マラソンが高速コースになって

数多の日本人選手がどれだけ国内最高記録を破ろうとしたことでしょうか。

 

まさに世界の壁を感じざるを得ませんでした。

 

果たして日本人選手はいつの日か日本人最高記録を抜く日が来るのか?

 

答えは誰にも分かりません。

 

しかし今日の中継を見る限りでは

設楽悠太選手が積極的に海外勢と競い合ってサブ10を達成しておりますので

まだ伸び代はあると思います。

それに若いので、何度でも失敗をしてやり直しはできます。

 

大事なのは東京五輪でメダルを取ること。

 

今回の日本で初めての衝撃を与えましたので、

これからどうするか日本人選手たちはしっかりと考えてアプローチすると信じています。

 

 

いつの日か

堂場瞬一の著書「ヒート」のような展開になることを期待しております。

 

ヒート (実業之日本社文庫)

ヒート (実業之日本社文庫)

 

 

決して小説の中だけ終わるような世界で満足することがないように・・・