昨日、更新した「5000mを走る3つの理由」の続きとして、 昨年1年間走った5000mを振り返りたいと思う。
まず下記の画像を見ていただきたい。
これは1月から11月まで計10レースの5000m走を走ってきた記録表である。 自分の記録を客観的に把握するためにレースする度にデータ化したものだ。
最初に走った5000mは、19分06秒でまずまず。
なんせランナー復帰してから、ほとんど歩道上で、 かつ速くても1km4分10秒ほどのペースでしか走ったことなかったので 1km3分50秒前後で走れたことは自分でも衝撃だった。
これは普段の走りこみの成果とも言えるだろう。
しかし2回目以降から6月の自己ベスト更新までは 停滞・・・というよりも記録がなかなか伸びずかなり試行錯誤を繰り返していたと思う。
何しろ中々ペース感覚が掴むことができなかったり、終盤でペースが落ちたりして 思った以上に伸び悩んでいた。
6月。
このときはしっかりアップして体調を整えていたと記憶している。 スタートしたときは、最後尾に位置してスローペースから徐々にスピードを上げていく方式を取った。 おかげで楽に走り始めることができた。
ペースも3分45秒前後とほぼフラット。
最後は少しだけペースを上げて初の18分台でゴール。
無理なくペースもフラットで楽に走れたことが好結果に繋がったのだろう。
後半の7月以降、
この月から、とにかく散々であった。
挙げられる原因は、
・とにかく暑すぎて汗がかなり出まくっていたこと。 ・すぐに喉が渇いて軽快感が全くなかったこと。 ・18分台を出したことで、天狗になったのか初っ端から速いペースで走り後半でスタミナ切れを起こしたこと。 などなど、数え上げればキリがない。
2010年の夏は記録的な暑さが災いしたのか、かなり乱調して走るのが億劫になっていたものだ。 普通に走りこみをするだけでも苦しかったので、私は夏に弱いということが分かった時だった。 ここは自分の課題として、克服しなければならない。
10月になりマラソンシーズンが始まる頃、 この時から徹底的な走りこみを繰り出していた。
何しろ10月末に30km走を皮切りに、 ハーフマラソンやフルマラソンのエントリーをしていたからだ。
徹底的な走りこみをしないとハーフマラソンの自己ベスト達成は難しく、 フルマラソンに至っては完走すら危うい。
とにかく走って走っての繰り返しだった。
そして11月。
この時は、ハーフマラソンの練習の一環として 5000mを2本出場することに。
まず初めの1本目はビルドアップ走(一定の距離を踏むごとにペースを上げていく練習)として、 2本目は本番としての位置づけをしていた。
1本目は走りこみの成果か、全然余裕で完走することができ、 余裕度が大きく上がったことを実感した。
それで1本目を消化した後に、2本目を走ると途中で潰れるかな〜と危惧していたのだが
自分の予想をはるかに超えて、 18分23秒の自己ベストを達成。
いい具合に2010年の5000m走を締めくくることができたと思う。
以上を振り返り、
どういった時にタイムが落ちて、 どのような季節だと好タイムが出るのか、
データ化したことで、自分が伸びた点と欠点が見えることができた。
極端にタイムが遅くなったりする原因は、 夏場だったり、初っ端からハイペースで起こるに対し、
好タイムにつながる要因としては、 涼しく走り屋やすい季節で、周りに流されず自分のペースを守れることだったりする。
こうやって1つ1つ見て試行錯誤していくうちに 自分なりの5000m走の走り方というものが身体で分かるようになった。
まあ単純に経験を重ねた結果とも言えるだろう。
最後に、今年の5000m走の目標は
17分台を常時記録すること。
昨年1年間で約40秒短縮することができたので、 今の自己ベストから更に40秒短縮することは あながち不可能な目標ではない。
要はどこまで徹底的に走りこんでいけるかだと思う。
そのためには、2011年は抜かりなく質の高い練習をしていきたい。