原作を読んだら、実写版の映画、またはドラマは見たくなりますか?
私は見たい方です。
しかし先に映画かドラマを見た後の原作は見たくありません(笑)
今回は先に原作を見てから実写映画「君の膵臓を食べたい」を視聴しました!
原作を読んだ感想
昨年の夏頃に、Amazonキンドルで原作本を読みました。
書店に並んでいて、煽り文句が「タイトルの意味、涙なしじゃ語れない」というポップに騙されて、つい手に取ったのですね。
序盤の頃はごく普通に進んでいくわけですけど、読んでいくにつれて登場人物のその後が気になってしまい、
終盤に入る頃には悲壮感に包まれながらも最後のところは本当に涙が止まりませんでした(´;ω;`)
本を読んで涙が流れるってそんなにあるわけじゃないんですけど、読めば読むほど感情移入ができるほどの物語に心揺さぶられます。
これは「実写化されたら観に行くぞ!」って気持ちになるほど秀逸な作品なのは確かです。
泣きたいとき、そばにいる人を大切にしたいとき、自分の感情が周りに伝えられないとき、
そういう時は「君の膵臓を食べたい」を手に取ってみてください。
本を読んだ後の周りの景色がいかに素晴らしいものか実感できるはずです。
原作版との相違点
たいていの原作は実写化した瞬間、駄作に成り下がるものです。一番わかりやすいのがドラゴンボールのハリウッド版ですね。
あれは「お金返せ!」って思うほどの駄作です。
実写版「バクマン」は悪くなかったけど、新妻エイジ役だけはミスキャストだと思っていますw
そんな中「君の膵臓を食べたい」は原作の演出を上手く取り入れて映画では別のオリジナル演出をしていました。
相違点は、大人になった登場人物が「語り手」となって「回想」するところから始まります。これは映画ならではの演出なので、私にとっては許せる範囲でした。
原作は常に高校生活が軸になりますので、小説ならではの演出が楽しめます。
映画では数年後の主人公が回想しながら進めていきますので、違った演出にとても感心したほどです。
映画版の感想
ちゃんと原作の登場人物の心情を上手く演技として落とし込んでいます。
特に主人公の男の心情が秀逸です。
なんていうか普通の高校生とは違う感じが原作とおりなのです。
普通の高校生の定義って難しいですけど、ありふれた日常の中に友達の喋って青春するイメージがあります。
主人公はただ「1人」でいることに慣れ、誰とも関わらない日常を大事にしているのです。
それを役者がちゃんと落とし込んだのが良かったです。
一方で、もう1人の主人公である女子高生はとても天真爛漫な性格で、男ならイチコロレベルに惚れてしまいますw
あんな風にグリグリ押されたらが男の理性が吹っ飛んでしまうくらい良い演技をしていましたw
「ああぁ〜原作どおりだな〜」とww
そして終盤に入る頃、不覚にも涙を流しましたよ(´;ω;`)
うん、ちゃんと原作同様に涙なしじゃ見られません・・・(T_T)
原作は私自身のイメージで泣きましたけど、映画は実写化なのでさらに具現化されています。それがリアルなので、鼻水もセットで流れてしまいました・・・( ;∀;)
「君の膵臓を食べたい」
原作も映画も「君の膵臓を食べたい」がキーワードになっています。
この意味を知った時、身近にいる人をとてもとても大切にしたいという感情が芽生えます。
「君の膵臓を食べたい」に始まり、「君の膵臓を食べたい」で終わる。
映画は時間の都合上、カットされている部分がありますので原作を読むことを薦めます。
原作ならではの1つ1つの演出をじっくり味わってから映画を見るとまた違った景色が見れます。
生きることの意味も改めて実感することでしょう。
以上です!
君の膵臓をたべたい(上) (アクションコミックス(月刊アクション))
- 作者: 桐原いづみ,住野よる
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2017/02/10
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