パンチョの人間万事塞翁が馬

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マラソン世界選手権ロンドン大会の代表が決定!メダルを取れるか検証してみる

 

本日、陸連よりマラソン世界選手権の代表が決定いたしました。

 

 

 

世界選手権代表者

男子は

  • 川内優輝
  • 井上大仁
  • 中本健太郎

 

女子は

  • 安藤友香
  • 清田真央
  • 重友梨佐

 

私が記事に上げた内容のとおり順当に選出されました。

 

panchorion.hatenablog.com

 

panchorion.hatenablog.com

 

瀬古利彦さんの評価

以下、瀬古さんの選出基準を引用してみます。

瀬古氏、川内は「巻き返してつらさを超越する走りができる」/マラソン (サンケイスポーツ) - Yahoo!ニュース

 

男子マラソンの選考基準

男子の川内は「ペースメーカーが早く抜けた後に経験を生かして自分で仕掛けた。日本人で1位になったことも評価した」、井上は「選考会でもっとも速い記録。レース展開も評価した」、中本は「優勝するためのレースを自分で主導権を持った」と話した。川内への思いを問われると、「誰が見ても苦しそうでつらそうで遅れそうだなと見えても、そこから巻き返してつらさを超越する走りができる。あの能力をいまのマラソン選手は持ってほしい。ああいう走りができるのは川内くんしかいまのマラソン選手はいない。それが彼の魅力。がんばりがきく」と絶賛した。

私の思っていることとほぼ同様です。

井上大仁選手は言うまでもなくタイムによる選出です。

川内優輝選手は引用文のとおり、

超越的な走りができるところが評価のポイントになりました。

 

中本健太郎選手が選ばれたのはレースメイクがきちんとできたことと

実績による総合的な判断でしょう。

タイム的には東京マラソンで日本人2位になった山本浩之選手が勝っていますけど

陸連はタイムだけで判断しないでレースをつくる能力を評価したと思います。

そういった意味で、私の中では正しい選考基準であると評価します。

 

女子マラソンの選考基準

女子の安藤は「文句なしの派遣標準記録を突破した」、清田は「2回目のマラソンでハイペースの中、自己記録を更新した。進化が問われる中で、先頭集団から離れてもレースを作れた」、重友は「前後半、大きな落差もなく、冷静にレースを進め優勝した」とそれぞれ語った。

引用文のとおりなので、特に言うことはないです。

 

個人的に北海道マラソンを優勝した吉田香織選手が

なぜ触れられていないのか気になります←単なる興味だろw

 

選ばれた人の声

 

川内優輝選手は以下のとおりコメントをしました。

海外でのレース経験を多く積んだきた川内は「『経験』、そして『応援』に、これまで2度の世界選手権で得た「暑熱対策」や「調整不足」を加えることで、自分自身の日本代表挑戦の集大成として、ロンドン世界選手権での『メダル獲得』という期待に応えるために全力を尽くして戦っていきたいと思います」とコメントした。 

川内優輝が「メダル獲得の期待に応える」と決意表明 (日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース

 

今回のロンドンで最後の代表レースにすると意気込んでおります。

川内優輝選手が東京マラソン2011で鮮烈的な日本人トップになって早6年

ここぞというときの大会では必ずと言っていいほど取りこぼしております。

 

そう、いつぞやの瀬古利彦さんのしくじりみたいにね(笑)

 

panchorion.hatenablog.com

 

瀬古さんもおっしゃってるよう普段通りにするのが一番なので

川内優輝選手はいつもと違う調整はしないでいけば

きっとメダルが取れるのでないでしょうか。

 

メダルは取れるのか?

 

現実的な話をします。

世界選手権でメダルは取れるのかどうか。

 

私としては十分に取れると確信しています。

それは男女共通です。

 

理由として

男子は川内優輝選手と中本健太郎選手の実績と経験です。

二人とも選考レースで海外勢に果敢に挑んだことが

キーポイントになります。

川内優輝選手のあの脅威な粘りをもってすれば

食い込んでいけるのではないでしょうか。

 

その反面、東京マラソンで日本人トップになった井上大仁選手は

経験不足が露呈してせいぜい入賞どまりではないかなと思います。

それに海外勢と競り合うことがなかったので

本番でしくじりを犯しても不思議ではありません。

 

 

女子は

安藤友香選手が一番期待できます。

初マラソンで怖いもの知らずというべきか

積極的なレースをしましたので、いつもどおりに海外勢と競っていけば

メダルは見えてきます。怖いのは経験不足による脱落ですね。

そこは失敗しないと分からない部分がありますので、すべてはレースが終わってからになるでしょう。

 

重友梨佐選手は大阪国際女子マラソンと同様の走りをする場合、

脱落していく選手を追い抜くことが現実的ですが

そう簡単に脱落しないのが世界選手権だと思います。

なので入賞が妥当ではないでしょうか。

 

最後に清田真央選手は、評価がしづらいです。

まだマラソン2戦目ですので、一応安定した走りはできています。

ですが、名古屋ウィメンズマラソンでトップグループから脱落したのが気になります。

自分の判断で自分のペースでを維持するためだったと思うのですが・・・

これをどう活かすかだと思います。

 

ただ、世界選手権ですからどの国の選手も強いことには変わりありません。

いかにして食らいついて粘れるかですので、

結果次第では東京オリンピックの選考に大きく影響は及ぼしそうです。

 

 

そんなわけで日本代表が決まった今、

世界選手権まであと4ヶ月半です。

 

本当にいつもどおりしてくれたらと思います。

 

瀬古利彦さんのようにしくじらないように・・・(笑)