パンチョの人間万事塞翁が馬

自分の関心事をつぶやくよ

しくじり先生に瀬古利彦が出ていたけど、思った以上に面白くタメになった!

瀬古利彦のすべてのランナーに伝えたいこと (中経の文庫)

 

昨日、たまたまテレビをつけていたら

しくじり先生に瀬古利彦さんが出てますやん!

 

あの人なにかしくじったことあったっけ??

 

って思いながら、見ていたら

思いの外に面白すぎました!

 

どうやってまとめるべきか難しいところですけど、

時系列に見たままに書き上げます!

 

 目次

 

実力があるのに本番でしくじらないために

 

瀬古利彦は選手時代

無類の強さを誇っていました。

しかし、オリンピック2度出場するも惨敗の結果に終わっています。

 

なぜ惨敗をしたのか、

このしくじり先生で明らかになりました。

 

高校までの瀬古利彦

 

本人は元々野球選手になりたかったそうです。

野球選手になろうと思ったら

 

走り込みをすればなれる!

 

という意識の下で

自宅から学校までの毎日走りまくって練習していました。

 

 

なんで走り込みをすれば野球選手になれるのか?

 

 

アニメ「巨人の星」の影響だそうです

 

 

ここから、いきなりツッコミどころありまくりですw

星飛雄馬が毎日走りまくっている姿を目に焼き付け、

子ども時代の瀬古利彦の下地が作られたといっても過言ではないですw

 

 

中学時代は野球部に所属していましたが、

陸上部の顧問から助太刀を頼まれたのが陸上競技人生の始まりです。

 

そこから高校まで無類の強さを誇り

 800m〜5000mまで恐ろしいほどの実力を発揮

中長距離8冠を達成しました。 

 

普通、800mと5000mって別競技なんですよ。

 

私の学生時代は800mと1500mを主戦とした中距離選手でしたが

5000mは当時長ったらしく走りづらかったです。

 

瀬古利彦は高校からどの距離でも対応できるマルチランナーだったのです!

 

 

高校卒業後、アメリカ留学にて

 

高校で無類の強さを誇った瀬古利彦さんですが

大学からはいくつものスカウトがきていました。

その中から選んだのが早稲田大学です。

 

当時はスポーツ特待生制度がなかったので

一般入試で受からないと入学できません。

 

そこで最初のしくじりポイントが発生

 

瀬古利彦さんは受験した結果

 

 

落ちました

 

 

理由は、走りすぎて勉強どころじゃなかったとか・・・

 

自業自得ですね。

 

そこから浪人生活に突入します。

 

切替が早いのか

なぜかアメリカ留学をしました。

 

はい、そこでもしくじりますw

 

ホームシックで

甘いものや油物といった高カロリーを

食べまくって10kg太る!

 

一種のストレスですね〜

 

アメリカの空気感があまりに開放的なので

ストレス発散を続ける日々

 

ついには

 

 

金髪のガールフレンドと毎日ディスコ通いww

 

 

なんじゃそりゃwww

 

瀬古利彦さんは当時のことをこう語っています。

 

 

 

英語は話せないけど

はアイコンタクト!

 

 

 

 

ちょwww

 

何しにアメリカに行ったんだんよww

 

 

 

その結果、1500m走は惨敗

 

当たり前やんw

 

その後、ちゃんと勉強をして

一浪で早稲田大学に入学

 

そこで人生の転機が訪れます。

 

 

中村清監督との出会い

中村清監督からは

 

今日からマラソンをやりなさい

私が世界一にする

 努力する天才になりなさい

努力することにかけては誰にも負けてはいけない

 

 

そしたら大学2年時に福岡国際マラソンを出場して、

いきなり日本人最高の5位で入賞を果たしたのです。

 

これだけでもすごいですよ・・・

 

 

当時から駅伝ではなくてマラソンに注力していたわけですから

今の学生とは意識の差と目標の差が違います。

 

だから瀬古利彦さんは

今の長距離界に苦言を呈するわけなんですね〜。

納得です。

 

翌年の福岡国際マラソンは学生でありながら

宗兄弟を破って優勝!

モスクワオリンピックの代表に内定し

オリンピックで金メダル取れるぞ!って騒がれました。

 

しかし、モスクワオリンピックは政治的事情で出場できなかったんですよね・・・

もし出場できたらどうなっていたか今になっては知る由もありません。

 

「ノルウェイの森事件」

 

それでも瀬古利彦さんはめげない!

 

なんとモスクワオリンピックの金メダリストを

福岡国際マラソンで破って優勝を果たしました!

そしてボストンマラソンは当時の大会記録で優勝!

 

これだけでもレジェンドですよ!!

 

テレビ越しで瀬古利彦さんの凄さが分かりました!!

 

そうなればロサンゼルスオリンピックで

金メダル確実と言われてもおかしくありません。

 

それに向けてヨーロッパで合宿を張った時のこと

 

アクシデントが発生

 

ノルウェーの公園で全治1年10ヶ月の大怪我を負いました。

足をひねって捻挫です。

 

これが長引いたのですね。

 

しかしですよ?

 

これしくじりなんです。

 

 

この放送を通じて、怪我の真相を教えてくれました。

 

 

公園で走っている最中に怪我したのは

 

 

 

日光浴していた全裸の女性に見とれたから

 

 

 

あほか!

 

こんな理由でwww

 

瀬古利彦いわく

 

男も女も全員裸

 そういう文化

 

 

全全全裸

 

 

そこで知られた

 

「瀬古の名は。」

 

なんだよwそれwww

 

 

更に続けてこの出来事を

 

 

ノルウェイの森事件

 

 

ってまとめやがったww

 

おいww村上春樹の謝れwww

 

 

うーーん・・・

 

カッコイイ武勇伝なのに

このしくじりのせいで、おもしろすぎww

 

 

瀬古フィーバー

 

怪我からの復帰後でも

瀬古利彦の快進撃は止まりません。

瀬古フィーバーです

 

そんな中で瀬古利彦は

こう語りました。

 

金メダルが取れなかったらどうしよう・・・

 

 

いくら強くてもプレッシャーとの戦いはあります。

 

その不安を解消するためには

練習あるのみだったのです。

 

走らないと自分がどんどんダメになっていく。

期待を完全に裏切るわけにはいかない

 

その結果として

ロサンゼルスオリンピック2週間前に

 

大量の血尿が出ました・・・

 

 

これが致命傷になってロス五輪は惨敗です。

 

体調が悪い中でも必死に走った

けれども無理だった。

 

なぜ惨敗したのか

 

瀬古利彦は教訓としてこう語りました

 

無理はせずに自分と向き合うのが大切

特別なことは何もしないで普段通りにすればいい。

 

返って悪くなると。

 

 

まさにそのとおりです。

 

いつもどおりにすればこそ、結果が出てきます。

 

ソウル五輪に向けて

 

ロス五輪を終えてからは

結婚をし次の五輪に向けて切替あるのみです。

 

それもまた凄いんですよ・・・

 

国際大会を3連勝です・・・

 

 

なにこのモンスター・・・・

 

川内優輝でも凄いと思ってるのに

瀬古利彦はもっと化物やん・・・

 

 

瀬古利彦はこう語りました。

 

ロス五輪で惨敗したけども

これまで積み上げてきた練習は裏切らない

その積み上げてきたものは逆境に活きる

 

いい言葉です。

 

 

このとき瀬古利彦は

ベテランランナーという枠組みに入り、

 

若手のホープには中山竹通が出てきます。

 

この人も面白い人で言いたいことをハッキリいうタイプなのですw

 

 

それでまたまた福岡国際マラソンの舞台になるわけですが

世間では

 

ベテラン瀬古利彦 vs ホープ中山竹通

 

という図式で盛り上がっていました。

 

しかし、ここでまた瀬古利彦はしくじります。

 

 

中山竹通を意識しすぎたが故に

大会3週間前の駅伝で左足腓骨を骨折しました。

 

いつもの瀬古利彦だと駅伝で調整はしなかったとのこと。

それが仇になって怪我したので福岡国際マラソンは出場せず・・・・

 

それを聞いた中山竹通は

 

 

僕だったら怪我を通しても出場する

 

 

うーーん、強気な発言ですね・・・

 

 

瀬古利彦はココロの中でこう思いました

 

 

うそつけ!!

 

 

 

なんかこんな感情を出す人だったのか! 

と思いましたよw

 

 

 

福岡国際マラソンは案の定、

中山竹通が優勝しましたけど

 

その後のびわ湖毎日マラソンでは

瀬古利彦は優勝してソウル五輪の代表に選ばれました。

 

しかし、この時のびわ湖毎日マラソンは

タイムが平凡だったのです。

 

うつ状態

 

またまたしくじりポイント

 

タイムが悪いのに代表に選ばれたことに

世間の目が気になり、

 

うつ状態になりました。

 

世間から望まれていない代表になったことに不安が増し、

ついには走れなくなる状態にもなったとか・・・

 

この時から身体がよくても

精神が少し崩壊しかけていたのですね。

 

マラソンはやはり精神力が問われるスポーツです。

 

ある程度の自信があるかないかでは

レース中の心境が違うそうです。

 

不安なままで走るのではいい結果に結びつきませんしね。

 

高橋尚子がシドニー五輪で金メダルを取ったのは

楽しそうに走る自分を大事にしたからなんでしょう。

 

つくづくマラソンは精神力がものをいいます。

 

ソウル五輪後、待っていたのは

ソウル五輪からの帰国後は

バッシングは受けましたが

 

最後の最後に救われたのは

自宅で2歳の息子から

 

手作りの金メダルを送られたこと

 

一生の金メダルと語りました。

 

 

瀬古利彦が語った教訓

 

人生はマラソン

残り7kmが勝負

その残りからこれまでの顔が出てくる。

 

これとても深かったです。

 

実際のマラソンでも35km地点からが勝負になります。

普段の練習がしっかり出せているかがハッキリ出てきます。

 

それを人生で例えたとき瀬古利彦は

ロス五輪とソウル五輪の直前は

普段通りのことをしなかったのがダメだった。

 

つまり人生の35km地点で

体力的にも精神的にも不調のまま五輪に挑み、惨敗した。

 

この例えが心にしみます。

 

いちばん大事なのはどんなときでも

 

普段通りが一番。

 

まさにそのとおりですね。

 

 

そんなわけで、冒頭の面白い話から

最後の金言まで瀬古利彦さんの魅力がよく分かりました。

 

実績を残しいても結局メダルを取れなかったのが

最大のしくじりですので、私たちは瀬古利彦から学ぶことができました。

 

本当にためになりました!!

 

世界選手権はリーダーとして期待してますよ!! 

 

 

瀬古利彦のすべてのランナーに伝えたいこと (中経の文庫)

瀬古利彦のすべてのランナーに伝えたいこと (中経の文庫)

 

 

 

瀬古利彦 マラソンの真髄―世界をつかんだ男の“走りの哲学”

瀬古利彦 マラソンの真髄―世界をつかんだ男の“走りの哲学”